のんさんの至福のランチ。「エレガントでありながら・・・」

なんと、贅沢なひととき。

昨日は、のんさんと打ち合わせをかねて、
お昼ご飯をいただきました。

ちゃんとした会ではなく、
こじんまり、自由なほうが、
気楽だわ~と云いながら、

出していただいたお料理のかずかずの、
美味しいこと。

美味しいって、
一言でいうけど、
それがどんな「おいしい」なのかは、
食べた人にしか、わからない。

見た目もかわいい、春らしい、プチっとかんがありつつ、
口に入れた瞬間のおどろき。

「え?」

その素直な驚きと、感動。

のんさんの手作りのお料理や、
おすすめのお店に連れて行ってもらい、
少しずつ、なんとなく、わかってきたこと。

「おいしいもの」を、ちゃんとたべていると、
きめの細かさ、粗さみたいなものが、
漠然とだが、分かるようになってくるんだなってこと。

絵をたくさん見ていると、
プロの絵の違いが、
なんとなく質感や奥行き、たたずまいの違いでわかってくるみたいに。

わたしは、今まで、ずいぶんと、雑に粗く、生きてきたなと(笑)。

愛はたっぷりあるけど、
雑な、粗いの、食べてきた。

母の味、育った家庭料理がそんな感じだった(笑)。

大人になり、すこしは、家族ではない人と外食するようになり、
いろいろな味や料理があることを知り、
外の味も知るようになってきたけど、
まだ、なんとなく、だったな~。

昨日、帰宅して、母のシチューを食べたら、
「粗!!」
って思った。

ぼってりしている。
まずくはないけど、「こんなもんでしょ」って作っている感じ。
愛情はある。

なんつーか、
その人の作った料理に、その人の気質、世界観でますね。

そんな母に言わせてみれば、

「Mariは、贅沢なもの好きよね、高級そうなのとか」だそうです。

この家に生まれ育ったのに、母にそう言われ、
じぶんは、ほんとうは、もっと別な好みなのかもなと、
客観的に思った。

魯山人先生の随筆が、とても好きだった私。

食の奥深い世界、その魅力に、すこし足を踏み入れたか…?。


前置きが長くなったけど、
のんさんのお手製料理をすこしご紹介。

non 1
春めいた、かわいらしいテーブル。

non 2
こごみの前菜。菜の花の粒マスタードあえ、セロリとにんじんのピクルス。

見ためをまず楽しんでから、
食べてみて、「おお」となる。

風味、香り、組み合わせの妙。

これはなんだ~?っておもわず、無口になってしまう。

non 3
フキノトウと、マッシュルームとシイタケのアヒージョ。
これ、美味しかった~。
フキノトウが、こんな食べ方できるなんて!
濃厚な春の味。山菜の香りがぎゅっと。

non 4
そして、メインの、丸鶏。ローストチキン!

昨年末の、師走のお食事会に参加できなかったので、
のんさんが、今回作ってくださいました。

皮がぱりぱり~。
肉もジューシー。

おまけにね、これに、
サンバル麹、塩レモン、島ハリッサ、粒マスタードといったものを
好みで組み合わせて食べると、瞬時に味が変わっていく~。

はまってしまいました。

組み合わせるもので、こんなに味が変わるなんて、本当不思議です。

non 5
付け合せに、わさび菜とグレープフルーツのサラダ。

柑橘の酸味と、わさび菜の少し苦みのあるしゃきしゃき感が、鶏肉にちょうどいい。

これだけで、かなりお腹いっぱいなのですが、
デザートも素敵で・・・。

deza-to

リンゴジュースで作ったという、フルーツのコンポート。
砂糖を使ってないのが、信じられないくらい、味はしっかり甘い。

のんさんのセンスで、スパイスもプラスされているから?
ただのコンポートってイメージとまた違う。

特に、あんずが~~~濃厚。
コンポートなんて可愛らしいもんではない。
大人の味でした。
グラッセって呼びたいくらいです。

マロングラッセ?
私の少ない、味覚のボキャブラリーでは、そんな言葉しか思い浮かばん。



合間に色んなお話もして、
帰るころには、なんだか猛烈に眠くて。

昨晩はぐっすり寝ました。

のんさんが、
ある方の作る、素晴らしいハーブティーのお話をしてて、

「専門性が高いのがわかる。
ハーブをいろいろブレンドしていって、
その、ひとつひとつが、ミルフィーユにみたいに重なってできている。
しかも、お茶を入れた最初の味も、時間が経ってからでも、美味しさが変わらない」。

とのこと。

のんさんのお料理もこれに似て、
お料理の一皿一皿、
会話も、空間も、
ミルフィーユみたいに幾層にもなってて、
最終的にはドーン。

「おいしいおいしい」と感動しながら、
ぱくぱく食べてしまいますが、
かなりの厚みと深さ。

体と心と、働きかけられているのを感じる。



以前、蝶々さんが、エッセイで、

「ショートケーキの上に載ってる、
金箔だけを食べちゃうような」

って表現を使っていた、そんな感じもある。



chanel

帰り道に、たまたまシャネルの前を通った。

最近、「ファッション」と「思想」について思うことがあった。

シャネルは、ギャル文化や、ぎらぎらしたイメージが、日本では強いし、
以前、わたしもそんな印象をもっていたのだけど。

創業者のココ・シャネルが、ブランドとして作ってきた精神や思想を理解すると、
ぜんぜん違ったものに、見えてくる。

女性の生き方そのものに、
大きな変化を与えようとした、シャネル。

ココ・シャネルを知ってから、
私にも、「シャネル」へのあこがれが、生まれた。

ブランドを、ただ「高額なもの」「ステータス」「流行」として使う人と、
その価値や思想、背景を理解したうえで、
尊敬をもって愛している人との、ちがい。

フェラーリがなぜ高級車なのかって、
一台一台、職人さんが、手作業で作っている車だから。

一台一台、色も、注文に応じて作ったりする。

あるときテレビで観たけど、

「このお客様がお求めになっているのは、赤。

火山のマグマのような、燃えるような赤です」

と、職人さんが云ってた。

ようは、赤でも、一色じゃないってこと。

いろんな明るさ、暗さ、質感の赤があるってこと。その違いまで、感覚的に、くむ。

すごいな~と思った。「なるほど!」と。

なにも背景を知らないで、
ブランドを使うと、ただの「ファッション」になる。

下手すると、所有者が、物に負けてしまって、下品になるときすらある。

ものの価値をわかる・わからない、
どのように愛する・愛さない、にも、
その人自身が滲み出てくる。

極論かもしれないが、
精神や文化が感じられないものを、
わたしは受け付けられないな~と思う、今日この頃。




エレガントでありながら、
行儀を悪くする、
つまり、くずすには、
まず第一に礼儀正しい基礎が
なければならない

ココ・シャネル



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