広島・宮島の旅 ~その4~ 弥山・消えずの火と天狗ネットワーク

ロープウェーを乗り継ぎ、
弥山のロープウェイ最終地点の、獅子岩駅に到着。

駅も、ひとけが少なくて、
すでに帰路モードの人が多い。

それもそのはず。
くもり時々雨だし、
すでに14時半くらいだったかな。

それなりの山道だというし、
行って、戻って、
ちゃんとできるかな~というのが、若干不安。

しかし、迷っている暇はない。

とにかく、行けるところまで、行こうと、
サクサク、遊歩道の方へ。

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お山は、ひろい~。
地図だと、一見すると、簡単そうに見えるけど、
こういうのって、たいてい、予想より時間がかかること、うけあい・・・。

本当は、頂上まで行きたかったのだけど、
歩き出したころには、
単純に考えて、
頂上は無理でしょって思ってて、
消えずの火のある、霊火堂までとにかくいければいいやと、計画を修正。

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獅子岩駅周辺から歩き出した感触。

弥山の森の雰囲気は、悪くない。

暗い森ってかんじじゃない。

道がある程度、整備されているのもあるけど、
空が開けているせいか、
明るくて、軽くて、ぜんぜん怖くない。

ところどころ出ている土も、明るい黄土色で、サラサラ。

ウグイスの鳴き声が、ずっと聴こえている。

「天空」の別天地。

歩いていると、向うから帰ってくる人たちとすれ違い、
ふうふう息している外国人の人と、目が合って、笑ったり、
「こんにちわ~」と声をかけられたり。

気持ちも爽やかになってくる。

最初はすこし人とすれちがったけど、
以降は、ほとんど人とは会わず、
とにかく前進。

最初は下り坂、そのあと、登り坂。
これが予想より、けっこうハード。

途中、いつぞやの大雨で、土砂崩れがあったというポイントを、通ることに。

眼下に広がる、崖と、海と。

tera1

岩と木にはさまれて、ギリギリ作られたような道を通って、
通り抜けていく。

階段やら、坂やら、上って、
いよいよ息が上がってきたころ。

「まだまだ、かな~。どうしよ~」と不安になりだしたころ、
小さなお堂があって、
そこから、
山ではなく、
人の領域っぽい雰囲気に。 

なんとか到着した、
霊火堂と、本堂。
tera2
tera5

ひっそりとして、ひとけがなく、霧雨が静かに降っていた。

霊火堂に入ると、写真でみていた、大きな釜のようなものと、
火がきえかかっているような、炭の炉があった。

「え?火が消えてるんじゃない、これ?」
と思ったが、深く突っ込まず、

不動明王像の前に、
大きなろうそくに火がともっているのを、見つけた。

そこから火をもらおうとしたが、
ふと気づくと、
黒光りした、不動明王の像のたたずまいが、
妙にリアル。

「あ、すみません」

直接、不動明王に奉納された蝋燭から、
火をもらうのが、なんとなく失礼に感じ、
蝋燭台のところに戻れば、
ちゃんと「種火」と書かれた、蝋燭があった。

そこから火をもらう。

なんとなく、一仕事終えた気分。

霊火堂の横の階段をのぼり、

tera4

今度は、三鬼堂へ。

お堂に入る階段の前に、
「靴を脱いで、おあがりください」
みたいに書いてあるので、
入っていいのかな?と思い、
靴を脱いで、
失礼します、と、
お堂の中に入った。

畳敷きのお堂の中、
真ん中に座ってみて、
ドキドキ。

真言が、ひらがなで書いてあったので、
それを口に出して、唱えてみた。

その間、
どうも、左右の壁に飾ってある、
大きな天狗の面が、
気になって、気になって。

三つのお面、
魂が入っているとしか、思えなかった。

お面の目が、ヤバかった。

人形とか、お面とかって、
魂が入っているとしか思えないような、
存在感ありすぎるの、
あるよね。

あれだった。

ちらっと見上げたものの、
怖すぎて、そちらのほうが、向けない。

ゆっくりお堂のなかを見たいけど、
そのお面に、わたしの方が見られているとしか、思えなかった。

ここは、写真撮影NGだな~と感じ、
そそくさと、
「失礼しました!」と退席。

お堂を出て、ホッと一息。

そこから、

「こりゃ、もう天狗でしょ、
天狗天狗!!!
ここは、天狗のお山でしょ」

と、腑に落ちる。

弥山を観光名所地にしたいのか、
消えずの火のところに、
桂由美が、
恋人たちの火とかって、立て看板を置いてたり、
札所でも、恋愛運云々グッツとか、いろいろあった。

だけど、

「いや、そんな可愛らしいもんじゃないでしょ。
ここは、天狗でしょ!」


と思う。

たぶん、観光スポットにするためには、
恋愛だの、パワスポだの、
イメージ戦略をつけたほうが、まあ、いいんだろうけど。

ここは、確実、
パワースポットだと思うけど、
そういう可愛らしい系ではないでしょ、と、笑いたくなった。

かなり、猛々しい(たけだけしい)系かと・・・。

その後、無人の札所で、
お守りやグッツがたくさん売っていて、それらを物色。

けっこう、お布施の箱に、
千円札が何枚もそのまま入れてあったりして、
不用心にも思ったけど、
こんなところで、お金を盗む人は、
バチが当たるから、
盗めない、盗まないのかも・・・と、だって、あんな怖い天狗様が・・・と思った。

本堂の前の広場を後にし、
元来た道を、
引き返していく時。

先ほどとは違って、
森を歩きながら、
安心感と、守られている気持ちに包まれた。

あるポイントを、過ぎるとき、
寺の領域から、森の領域へと切り替わるのも、感じた。

その瞬間、
以前みたことのある夢と、その時のフィーリングを思い出した。

以前、光に包まれた、白装束をきた天狗の夢をみたことがあった。

夢の中で、天狗様は、とても神々しく、
親のような大きな愛で、
言葉を超えて理解してくれて、癒されるのを感じた。
・・・そのフィーリングを思い出したのだった。

夢の中で、その天狗とお別れする際、
やはり、天狗の領域から、
森へと降りていくとき、
人の世界に戻っていくようなさびしさがあったのだけど、
ずっと一緒だし、見守ってくれてるって、教えられた。

そのなんともいえない、
独特のフィーリングを思い出し、
ああ、これだったのか~って思いながら、
帰り道を、歩いていた。

「天狗ネットワークって、すごいや~」

心の中で、一人、うんうん、呟いていた。

どうも、私は、修験道系の場所だったり、
行ってみたら、もと修験道の霊場だったところにだったり、
自然と行く機会が多い。

好きな場所やお寺も、一部、そんなご縁に重なっている。

そして、大雄山ツアーを計画&告知したあとだったので、
天狗ネットワークを、感じた。

それを目的としていたわけでもないのに、
弥山で、天狗が祀られているところをまたもや訪れ、
お導きみたいなものを感じた。

帰り道は、サクサクと戻ることができ、
ロープウェイも、行きほど怖くなかった。

「ツイテないこと」だらけに、感じていた旅も、
弥山を訪れた後、
納得できて、
気持ちが変わった。

旅の目的とか、
じぶんで思っていても、
全然ちがった意図で、旅がコーディネートされている可能性ってのも、あるよね。

人間のエゴをこえた、
別の次元の、ご縁だったり、導きだったり。

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二度目、とおりがかった大鳥居。

やはり干潮だったけど、
空は少しずつ晴れて、雨があがったことを、知らせていた。

だんだんと、いろいろ思う気持ちはなくなり、
清々しい気持ちになっていた。




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★5月23日【スピ旅】新緑の大雄山で深呼吸♪すっきり森林浴ツアー★
小田原グルメも、じつは、ちょっとした楽しみです。
新鮮な海の幸を楽しめる、お店も予約しました。
昼食は、駅弁をご用意します。
残り1席。
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