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心の中の「王」 ~ファンタジーの世界で感じたこと~

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昨日は、映画『ホビット 思いがけない冒険』を観ました。

ロード・オブ・ザリングの、姉妹編です。

あのファンタジーの世界観が、とてもフィットするし、
頭の中が整理されて、
クリアになる感じ。

夢の中の、リアリティに似ている。

私は、けっこう、夢をよく見て、
朝目覚めても、
明確に夢を覚えていることが多く、
その感触とか、フィーリング、感覚が
ずっと余韻として残っていることも、多々あり。

そういう時って、
夢と現実のあわいを、
行ったり来たりしてるのかもな~って思う。

ふりかえってみると、
小説を読むこと、本を読むことも、
夢をみる時に、
ちょっと似通っているのかも。

現実ではない、
別次元を体験、体感、している経験。

話は、『ホビット』に戻って、
ホビットを見ながら、
アクション映画や闘い、架空の存在が沢山登場し、活躍する中で、
ふしぎに、
現実に通じるリアリティを、強く感じる。

たぶん、物語の本質や、
登場人物の葛藤、信念、乗り越えていく様に、
人間の本質に繋がる、哲学や法則を感じるからかもしれない。

あの世界に登場する「人間」は、
他の種族(エルフ、魔法使い、オーク、ホビット、ドワーフ等)に比べて、
心も弱く、エゴがあり、卑小で、
精神的に揺れる、頼りない存在だ。

だけど、
勇気をふるって、信念を貫き、
愛や友情、他者のために団結すると、
ものすごい力を発揮する存在として、描かれている。

それが、とてもリアルに感じる。

また、『指輪物語』『ナルニア国物語』と、連続して観てみて、
「王」という存在にも、
感じるものがあった。

「王」って、支配者で、征服者、権力者という否定的イメージが強かった。
それって、
日本人だからかもね。

でも、ファンタジーの世界で描かれる「王」は、
たぶん、
人間の心の中に存在する、
英雄的なもの、
愛と勇気、行動力、賢さ、強さ、謙虚さ、智恵、祝福といった、
「善なるもの」の象徴なんだな。

それが、
エルフのように盤石のものもあれば、
人間は、弱さもはらみつつ、
その弱さを克己して、越えていくところに、
さらに、強さを発揮するという・・・。

人間は、本来、誰に支配されるわけではなく、
全ての人が、
じぶん自身の王国の、
王なのだ。


そう、あらためて思った。

大島弓子の漫画
『綿の国星』でも、
似たようなモノローグがあったな~。







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