すっぱいかりんも吹きとばせ――台風上陸

台風上陸。

あまりの豪雨と強風に、午後三時から雨戸を閉め、

あいかわらず、論文の仕上げ。

二階にいると、風で、家が揺れている。

「いつも雨風をしのいでくれて、ありがとう」と愛をこめ、心の中でつぶやく。



耳を澄ましていると、窓の外の音が、わたしのなかでふしぎに変換されていく。

びやうびやうびやうびやう…

そのあと、

どっどど どどうど どどうど どどう

青いくるみも吹きとばせ

すっぱいかりんも吹きとばせ

どっどど どどうど どどうど どどう


って聴こえてきた。

風の又三郎が、くるくる飛び回っている姿を想像する。



風が吹くたび、ときどき、停電する。

停電すると、今年三月のあの時期を思い出す。

「夏がくーれば思い出す~~」と、ピアノ伴奏・女性合唱で、メロディーが流れる。

「停電すーれば思い出す~~」。



雨の威力、水の威力。

地球は、猛烈にデトックスしているみたい。

これが人間の体だったら、すごい。

一時間に、コントレックスの大きなボトルを三本くらい、一気飲みして、

即代謝って感じかな。

無理なダイエットは、体にわるいですよ。



風が強くて、アルミがペロンペロンしてるような、変な音がする。

なにが、どうして、あの音?!

台風がとにかく、つつがなく、過ぎ去ってくれるのを、待つ。
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