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新聞を読んでます――情報と、知恵と。

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ByMari

最近、新聞を読むのがおもしろい。

朝ご飯を食べながら、およそ1時間くらい、眺めている。

どうせなら複数の新聞を読もうかと思い、日経新聞に興味を持ちはじめている。

で、何日か読んでみて、おもしろいくらいに、ちんぷんかんぷん。

「経済」といえば、いままでは、わたしの鬼門みたいなものだ。

その鬼門のお蔭で、かえって新鮮。

そのちんぷんかんぷんたるや、まるで外国語。

でも、日本語で書かれてるし(笑)、読めなくはない。

日本の国内事情が中心な上、どこかで聞いた話も多いから、

いまさらになって、目からうろこで、やたら感心してしまう。


古典の古文と同じで、

いきなり第一次情報・原文に触れながら、

ちんぷんかんぷんながらも、

辞書を片手に、ときには専門家の本を参考にしながら、

読み下していくのが、一番力になるんじゃないだろか。

体で、覚えていくって感じ。

たぶん、毎日ちゃんと読んでいたら、

一年後にはわかるようになると思う、いろんなことが。


そんな流れの一環で、昨日、ざらっと読んでいた本。

達人たちの仕事術達人たちの仕事術
(2010/10/26)
日本経済新聞出版社

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いろんな業界のトップの人、名前の売れている人が、インタビューを受け、

情報の活用の仕方を、それぞれ語っている。

その人の価値観、仕事、個性で、情報に対する感覚も全然違うんだよね。

ただ、いくつか共通していることは、

情報の典拠、信ぴょう性に、自覚的な人が多い。

当然のことながら、

ネットの情報と、テレビの情報と、新聞の情報と、微妙に情報の質が異なることを、

自覚している。

今や情報が簡単に入手できるから、

そのスピードでは、アマもプロも大して関係ない。

でも、ツールが増え、情報が増えれば増えるほど、

受け手の能力が問われるらしい。

かえって、そうなると、受け手側にアナログな素養が求められる。

つまり経験値や直観、目利きする目みたいなもの。

もしかして、批評精神、倫理観や哲学、ポリシー…かも。


いつの時代も「情報」と「知恵」とは別なんだな~と思った。


糸井重里なんかは「反コミュニケーション」といって、

逆に、情報をシャットアウトしたり、自己対話が大切だと答えていた。

アナログ感を大切にしたいと。

非常に面白いし、デジタルの時代の先の先の先をいく考え方だと思う。

「糸井重里、さーすが!」と思った。



わたしが、なぜ、あらためて新聞を読んでるか。

情報の中でも、新鮮なのに、アナログだと思うからだ。

ほんとはネット断食、情報断食、デジタル断食なんてほうが、

好ましく思ってしまうタイプである。

そもそも、紙に書かれた文字が好きだから(笑)。

紙に印刷されて、なん百年も再版されてきたような文章こそ、

情報の質としてはいい。

そうなると、もはや「情報」ではなく「知恵」になっている。


秋の空浅黄に澄めり杉に斧

別るるや夢一筋の天の川

秋風や唐紅の咽喉仏

風に聞け何れか先に散る木の葉

              夏目漱石『思い出す事など』

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