静かな部屋で、まるまって、眠る。

今週も終わり、やっと明日からホッと一息、お休み気分。

ふらり、この一か月のことを振り返ったら、
あんぐり口を開けたくなるような気分になった。

これが漫画だったら、
顎がはずれて、地面にばーんって垂れ下がりそう。

心身ともに、ちょっとおくたびれだから、
一人になって、
静かな部屋で、自分のベットでまるまって、昏々と眠りたい。

誰のことも考えず、
ひとり、ただ安全に、いま、守られている気持ちで。

体調が、なぜか今日おもむろに、めっちゃ悪化して、
帰り道、お腹が痛くて、気持ち悪くなりそうだった。

どうして、ここのところ、体調がすっきり治らないかについて、
想いをめぐらした。
まともに、まじめに、考えてみた。

すると、からだのほうで、気を利かせて、
なにかに気づかそうとしてくれているのかな、と思った。

からだが悲鳴をあげはじめると、
じぶんがいかに気を張っていたか、きづかされる。

三月のあたまに知った、
ある人の死も、一時のショックより立ち直ってきたけど、
結局、すべて何もなかったかのように、
砂浜に描かれた文字が、打ち寄せる波で消えるみたいに、
きれいに消えたわけではないと気づく。

わたしなりの受け止め方で、今はまるく、やわらかく包んである。

でも、じぶんの正直な気持ちは、
ほんとは、もっと嘆いていたかったのかもしれない。

あまりにショックだから、
辛さの中に立ち止まっていられなくて、動きまくった…という気もする。

そんな自分も、
死んでしまった人のことも、
しかたないよねって視線で、今はじっと見つめている。

来週の月曜から沖縄旅行に行く。

死んでしまった人のことだけじゃなくても、
あの人のことや、この人のことや、
ここ数か月、いろんな変化があって、
じぶんの感情のキャパシティーを大いに超えていたから、
沖縄へ行って、すべて流してこようと思っている。

なんだか、つかれてしまったのだよ。

わたし自身はなーんも問題ないし、
たのしくて、やる気満々で、しあわせな気分。

だけど、人がつまらなそうにしていることに、つかれてしまった。

嘆こうと思えば、怒ろうと思えば、
もっともっと悲惨なこと、無残なことが世の中にはあるんだけど、
実際は、ひとは日常的に、そんな大したことないことで、
怒ったり、嘆いたりしている。

それをみていても、
右から左へ流すのがごくごく簡単にできるくらいに、客観的にはなった。

他人を変えようとしない。
だって、無駄だもん。

でも、正直、わたしの素直な心はそんなのばかりじゃ、つまらない。

あかるくて、静かで、おだやかで、
ほっこりと日向ぼっこみたいな気分にさせてくれる、
何かに会わないと。

だから、最近、
犬や動物、子どもをみると、やたら気になるのかも。

その瞬間だけ、ふわっとちがうモードに移行する。



帰り道、走行中、電車が急にとまった。

踏切通過中に、異常音がしたとか。

満員電車で、人々はイライラしていた。

不安そうに、時間を気にし、焦り、ため息をつき、舌打ちをしていた。

「乗務員が確認したところ、置き石だったとのこと。
安全が確認できたので、発車します。
みなさまには、大変ご迷惑をおかけします」

「なーんだ、置き石か」
「まったく、最近電車はすぐ遅れる」と人々はイライラする。

でも、わたしは逆にホッとした。
心から「良かったね」っておもった。

置き石程度で、よかったじゃん。

電車が止まった途端、心の中で「適切なことが行われますように」お祈りしていた、わたし。
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