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”なんくるない” ――沖縄のふしぎな時間軸

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「なんくるない」

沖縄の言葉で、ちょっと有名な言葉。
よしもとばななの小説やエッセイのタイトルにもなっている。

沖縄を旅していると、
自然と、その言葉のもつ意味が、体験として理解できる。

流れというのでしょうか。

都会に過ごしていると、交通機関も、人々のスケジュールも、
それこそ10分刻み、へたすると1分刻みで、きっちり計算されている感じがする。

ちょっと電車が遅延したり、止まったりすると、
それこそ大混乱。
そして、ひとびとの大不満とヒステリー。

それは「都会」の時間なんだろな~。

沖縄は、ハワイとおなじで、
時間軸がちょっとおかしい。

人間の側で、計画的に、予定を効率よく組んでも、
思いがけないことで、進まなかったり、予定変更を余儀なくされる場合がある。

たとえば、旅行の二日目。

私の計画では、ホテルがある喜瀬からの移動を考えると、
体力的に、二日目に、国頭村の比地大滝へ行き、やんばるの森体験をし、
三日目にのんびりと、
名護周辺である、備瀬のフクギ並木、今帰仁城跡、ピンプンガジュマルへ行くつもりだった。

それが、実際に沖縄に行ってみたら…。

二日目が、本州では天気が大荒れだった、爆弾低気圧の日。
沖縄も曇り空に強風、時折スコールのような雨の降る、暗雲たれこめる天気に。

やんばるの森歩きは、雨天は無理だろうから、
なるべく近場で…と、名護周辺めぐりを、先にすることに。

屋内でできることを午前中にしちゃえばいいと、
ピンプンガジュマルの前にある、パワーストーンアクセサリーのお店『アトリエ・チャイ』さんに行ってみることに。

姉がガジュマルの前に立ち、記念撮影してた時、まだ強風くらいだった。

わたしが、ガジュマルの前でピースポーズした途端、

「ギャーーー!!!」

スコールのような激しい雨が、ザーッと音立てて、降ってきた。
・・・この展開、パターン化しているな~と我ながら笑いつつ。
ワイルドな歓迎、ありがとうと思いつつ。

慌てて駆け込んだ軒先が、アトリエ・チャイのお店前だった。
しかし、まだクローズ。

アトリエ・チャイの開店時間より早めについていたわたしたちは、
近くのスーパーで、時間つぶしまでして、雨宿りし、
もいちど元の場所へ戻ってみた。

挙句には、実は、その日が定休日とやっと気づくはめに。

そんな流れで、始まった沖縄旅。

最初は、正直、思い通りにならなくて「なんだろ~」って思った。

だけど、フクギ並木を散策し、今帰仁城跡を散策し、
スムースに、ずっと気になっていたある場所へ行けたとき、
「ああこれでよかったんだ」とはたと気づいた。

pinpun1
pinpun2
(これは三日目に訪れたときに撮影した、歓迎ムードのピンプンさん)

じつは、物事には順序ってものがあるらしい。

人間は勝手に「これが良い順序だ」とおもい、計画する。

でも、じつは、
エネルギー的にみたら、もっとふさわしい順序ってものがあり、
しぜんとそのように流れるようにできているのかも。

たとえば、回り道。
そこで一旦止まる、一回休みとか。
逆に、3コマ進むとか、ワープとか。
はてまた、ふりだしに戻る、とか。

人間の側では「なんで?!このリズム!」とか思うかもしれない。

でも、流れで、
ぜんぶ必要な手順を、自然と踏むようにできている。

やんばるの森が先じゃなくて、
今帰仁城跡に、二日目に訪れるようになった意味も、後ですごく実感。

たぶん、今帰仁は要所だから、
なるべく最初に、はやめに挨拶すべき場所だったんだろな~。

今帰仁の前には、フクギ並木と備瀬のビーチで、浄化。
おだやかなモードにシフトチェンジのために。

外地から訪れた、わたしのエネルギー、姉のエネルギーってものもあるし、
その日の日本全体のエネルギーや、
その日の沖縄のエネルギーってこともあったと思う。

回り道でも、一回休みでも。

すべてはそれでよい。

急ぐ必要も、絶対これだとこだわる必要もない。

のんびり進めばいい。いつかは叶う。

「なんくるない」。

行きたい場所に、その時、行けなくても、それでちょうどいい。

逆に、行きたい場所へ、思いがけず行けちゃっても、
それはそれでうれしい。

そういうことの積み重ね。

しぜんにそう、丸い気持ちになる。

umi

沖縄から帰ってきて、三日が経った。

流れは、おもしろいくらいに、妙なるリズム。

思いがけない誘いが舞い込み、
とりあえず、それを優雅に受け取るレッスン。

「こんなのわたしに合わない」「こんなこと、わたしにできるの?!」
と突っぱねず、
とりあえず経験してみる。
すると、さらに「本当の自分」に気づかされる。

今日もまたひとつ、話が舞い込んだ。

おそれずに。
優雅に、堂々と、微笑んで、
受けとり、
繋げ、手渡せばいいだな、と思ったりする。

昨日の牛嶋浩美さんのワークショップも、とても良くて、
いっぱいインスピレーションと可能性を受け取った。

このワークショップの話も、また後日ご報告…。
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