記念碑的な出来事。キラキラグリッターロックスター。

今の仕事が好きだ。
喜びや感謝を感じる。

こんな風に、なにかに自然と感謝するのは、めずらしい。

自分が楽しいとおもって、
これがお客さんにも良いだろうと思うことを、
心を込めてやると、
その反応が、そのまま返ってくる手ごたえがある。

お金のためや、世間体や見栄のためでもなく、
全然そのすじの専門でもないけど、
ただひたすら、良いと思うことをするようにしている。

「今日の話が聴けて、本当良かったわよ。私たちも勉強になったわ」

廊下で、掲示物を直していたら、
イベントの参加者だったお客さんが、わざわざ声をかけてくれて、そう言ってくれた。

とっても嬉しかった。

私にとって記念碑的な出来事である。

自分が企画したイベントで、当日も自分がメインで開催し、
人前に立ってパフォーマンスし、
それに参加したお客さんから「良かったわよ」って言ってもらう。

…なんつーことだ。まるでドラマのようだ。

大勢の人の前に立って、色々話したり、場の空気を作ったりが、
どこか苦手だと思っていた。

だけど、いざ始まっちゃうと、案外合っているらしく、
アドリブしまくって、
会場は盛り上がり、同僚や上司にあとからあとから「良かった」といわれ…。

内心は、輪のなかでぐるぐる走らされているハムスターみたいに、
緊張しているのに、
ひどく落ち着いて、余裕あるように見えるんだと。

わたしの取り柄、役得だなと思った。

どこか自信のない自分がいることも、本人は知っている。
でも、人目には堂々と落ち着いてみえる自分がいることも、自覚している。
それでいいんだとおもう。
パブリックパーソナリティと、プライベートパーソナリティ。
どちらも、わたし。

適切な場所で、適切に行動して、
みんなも喜び、自分もうれしくて、
それで満足して帰ってもらった。

ならばいいじゃん。これで。

これが、仕事。



ロックスターにあこがれる。
忌野清志郎。
レディーガガ。
美輪明宏。

ロックスターにはなれないけど、
ときに、ロックスターみたいに、みんなの前で立ち回って、
惹きつけて、盛り上がっちゃうなら、それもいい。

先日、忌野清志郎のインタビューが再放送されていた。

舞台の前に、指輪や腕輪、アクセサリーがずらりと並ぶテーブルの前で、
念入りに今日のアクセサリーを選ぶ、清志郎さん。

「ほんとは、こんなじゃらじゃらつけなくたっていいんですよ。
でも、こういう恰好で売れちゃったから、
つけていないと、『あ、今日は手抜きしてる』とか思われちゃうから、
これも仕事なんですよ」

清志郎さんの横顔は、いたって素の顔だった。
笑うでもない。
仕事をする人の顔。

舞台で歌うキラキラグリッターの清志郎のイメージと、
意外に、人見知りで無口、暗いという普段の彼と、
どっちもあるから、あの音楽、あの芸術って、わたしはおもう。

まじめで純粋なんだよね。

ふざけているようで、全力でふざけてる。

そういうのって、かっこいい。
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