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共存――背中合わせのパートナーシップ

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ByMari

人生って、ふしぎだ。

凸があれば、凹がある。

陰があれば、陽がある。

まるきり似通っていなくて、
むしろ反対の性質のようでも、一緒になると、しっくりくる場合もある。


わたしの好きな映画に、
Mr.&Mrs.スミスがある。

 
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ブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー 他

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敏腕スパイと、名うての殺し屋とが、
おたがいの本業を隠して夫婦となり、結婚生活をおくっている話。

途中から、正体がばれて、
お互いが敵対する組織に属することを知り、殺し合いになる。

この男に、この女と思わせるくらい、激しい戦い。

しかし、後半では、組織に追放され、消されそうなふたりが、
協力することでしか生き延びる道がないことに気づき、
力を合わせ、逃走劇を繰り広げる。

わたしが、一番好きなシーン。

ホームセンターで、銃撃戦。
いよいよ多勢に無勢で、敵に取り囲まれ、追いつめられる。

死を覚悟して、意を決し、
小さなログハウスから飛び出て、周囲を乱れ撃ちする場面。

絶体絶命の状態で、ふたりは背中と背中を合わせて、銃をうつ。

背中って、じつは、人間が一番無防備な場所。

背中をまかせる=相手にすべてをゆだねているということ。

男女といえば、見つめ合い、胸と胸を合わせ、
抱きあう、ロマンティックなイメージがある。

でも、じつは、
この背中合わせがパートナーシップの実像ってやつではないか?と思った。

つまり、それぞれが別の方向を向いている。
相手の姿も見えない。

でも、背中はぴったりとくっついていて、気配はしっかり感じつつ、
相手を守り、任せあっている。

ともに信頼し、尊敬し、任せあう同志。


向かい合って、たがいを傷つけようと戦う分には、最強最悪の敵になる。

しかし、背中合わせで、互いの弱点を補い合い、協力するとき、
最強最高のパートナーになる。

男女って、そうだよな~って思った。

協力すれば、2倍3倍の力が出る。


熊野旅行で、奈良寄りの十津川にある、玉置神社へ行った際。

これと同じことに、気づかされた。
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樹齢うん百年の夫婦杉があった。

単純に、
根元が一つで、幹が2つに分かれている木を、よく「夫婦○○」と呼ぶ。

ぼーっと近くの石に座って、裏手から夫婦杉を眺めていた際に、
あることに気づいた。

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枝が、すべて外向きに生えている。

まるで2本の木が、背中合わせに立って、腕を広げているかのようだった。

ふしぎなことに、内がわには枝は生えていない。

どちらが夫で婦なのかわからないけれど、
ともに、一つの幹から、外に向かって枝を広げて、成長してきたのだ。

そうやって、たがいを損ねないように、
なおかつ、最大限に互いの枝が伸びるような形で、成長してきたのだろう。

お互いを生かすやりかた。

共存の姿。
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