昨日は、
おそらく今月で一番の、びっくり、異次元な時間を過ごした。
・・・
昨日の朝、洗濯機をまわし、朝食を食べて、洗濯を干して、お皿を洗って、
バイトの研修の用意もして、
あとは出かけるだけってとき。
そう、あれは、10時になる、5分前。
いつものように、テレビは『スッキリ』で、テリー伊藤がおもしろそうに、何かを話していた。
そのテレビの上、
まっしろな壁の真ん中に、
なにか細長いものが、動いているのではないですか。
目の錯覚と思ったが、
意外に、着実なスピードで動いている。
「ぎゃーーー」
とは、叫ばなかった。
パニックになったとき、
恐怖の時、
ひとは、なにも、言葉が出ない。
心の中で、ただ「どうしようどうしよう」と繰り返していた。
即座に、
携帯電話を手にして、母に電話。
誰かに、とにかく相談しないと、こわくて、いられない。
そう、それは、
体長10センチくらいの、ムカデでした。
胴体はこげ茶色、
足は、あざやかな赤。
あまりにリアルすぎて、気持ち悪すぎて、
「ムカデ」という単語を見るのも、こわい。思い出してしまう。
よって、以下は、「ム〇デ」と表示しよう。
こんなに、怖いと思っていなかった。
すでに、庭では、二度ほど目撃していたが、
家の外で遭遇するのと、
家の中では、全然、ちがう。
わたしは、かれが嫌いのようだった。
名前を口に出すのも嫌で、
今日も、「ムーちゃん」と、呼んでいた。
生き物好きだけど、
どうやら、虫だけは苦手で、
なかでも、昆虫類は苦手だと、自分の好みに気づく。
人間、おもしろいもので、
よっぽど怖かったらしく、
しばらくは、またどこからか、ムーちゃんが出てくるのでは?
と、家の中にいるだけで、不安になった。
ちょっとした、ホラー映画の登場人物みたいな気分。
一応、バルサンを焚いたら、
リビングの真ん中で、成仏していたムーちゃんを確認したから、
もういないから、安心のはずなのに・・・。
「また出てくるのでは?!」って。
その恐怖心が、わたしにしては、
ちょっとふつうじゃなく、しつこかったので、
ホ・オポノポノのクリーニングを、丁寧にした。
「あ」と、思った。
よしもとばなな『イルカ』の、剥製のエピソード。
あの不気味さや気持ち悪さに、妙に重なった。
ひとは、そのときそのときで、なにか嫌な予感・予兆があって、
それが時々、なにかのサインとなって形になる気がする。
『イルカ』も、それをさりげない描写の連続で、上手に描いていた。
よしもとばななが、ホラー映画や、ゾンビ映画が好きなのも、わかる気がした。
とても、上手。あの違和感の描き方。
私の場合、ムカデだったんだ~って思った。
ここ最近の、モヤモヤした、低空飛行のくうきが、
ついにクライマックス!
具現化か~~!!!!
って感じだった。
でも、ふしぎに、それを乗り越えたら、すっきり。
フラワーエッセンスを選ぶ際、
50数枚の花のカードから、
最終的に、一番好きな花と、嫌いな花を、一つずつ選ぶ。
あの、嫌いなほうの花が、
もしかして、ム〇デ的ものなのかもしれない。
そんな、自己分析。
どうしても、好きになれない、怖い、気持ち悪い存在も、
じつは、じぶんのなにかをあらわす、一側面なんだよね。
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