長野の旅 松本 ~草間彌生・・あふれる・・・~

先週末、一泊二日で、長野・松本方面へ行ってきました。

義理の妹のプレゼント旅行というので、

当初、じぶんたちが企画したものではなかった旅。

正直、最初は、お金も時間もなくて、「なぜ?いま?」的な感じだったけど、

実際に行ってみたら、とっても面白かった。





松本といえば、松本城くらいしか思い浮かばない人も多いかもしれない。

でも、調べてみたら、じつは、草間彌生の出身地だったりする。

松本市美術館には、草間彌生の部屋がある。

あんまり期待していなかったのに、

行ってみたら、とてもよかった。

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町の中を、ぐるぐる、草間彌生のバスが走ってます。
これが、かわいい。

おもわず、激写。

相方がまっさきに気付いたのだが、な、なんと、ナンバーも、「841(ヤヨイ)」!!

kusama2

動いてるバスを、こんなに夢中になって撮ったの、初めて(笑)。
ちょっと撮り鉄の気持ちがわかった・・・。

そして、ちょっと駅からは離れているけど、
松本市美術館に行ってみれば、
新しい館の目の前に、どどんと、作品が・・・・。

kusama1

青森の十和田市現代美術館に訪れて以来の、大興奮。

やっぱり迫力あります。

そして、館内の常設展示も、思っていた以上に、見応えを感じる作品が置いてありました。

美術館の随所に、水玉があしらわれていて、お茶目心も感じられるのが、とても面白かった。

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自販機。コカコーラとのコラボです。



草間彌生の作品を、生で久しぶりに見て、やっぱり感動した。

理屈ではないけど、なんか、ぐぐーっと胸に衝撃が走るというか。

ことばにならない、なにかが、そこにある。

かわいさの中の、狂気とか、孤独とか、繊細さ、美しさ、悲しみ、わらい。

それらのカオス。

乱舞。


草間彌生は、

水玉のカボチャや網目の絵や置物の作品が多いイメージだけど、

ここには、お部屋自体が作品というのもあった。

観る人が、直接、作品の中に入り込んでしまう、仕組み。

今回、一番心に残ったのが、その中の一つだった。



「傷みのシャンデリア」。

遊園地にあるような、全部の壁に、鏡が張られている、鏡の部屋。

その真ん中に、

きらきら光るシャンデリアが一つ、くるくると静かに回っている。

シャンデリアのライトは、スパークするようにできていて、

常に線香花火のように、明滅している。

床はグレイ。

ずっと永遠に、連続する鏡の世界の中で、シャンデリアがチリチリ、キラキラ、スパークしている。

いくつものシャンデリアが、鏡の中で、永遠にスパークして、火花を散らしている。

きれい。

だけど、どこか切ない。

孤独。

繊細さと、美しさ。

悲しみ。


「傷み」というものの表現。

それが、あまりにあまりで、

わたしは部屋を出た後、もう一度、見に行ってしまった。

最初は、相方と二人でその部屋に入ったけど、

二度目は、ひとりで、しずかに入ってみた。

やはり、胸がはりさけるような、泣けるような、切ないうつくしさだった。




わたしのこころのどこかに、引っかかった。

たぶん、なかなか言葉にできなかった感情とか、感覚が、そのまま形になっている気がした。

そのどうにもならない、切なさ、さびしさ、悲しみみたいなものは、

みんな、あの作品をみたら、感じるのかな?。


相方は、なんもないみたいに、ふつうだったけど。


わたしには、どんぴしゃだった。


芸術ってすごいな~と、アートの力をやはり感じた。

その一つの何かに出会えるだけで、

じぶんのなかの、モヤモヤが、すうっと昇華される。


それは必ずしも、喜びやしあわせとか、明るい、きれいな感情だけではない。

なかなか自分ではつかみきれない、悲しみや怒り、絶望など、暗い想いもあるかもしれない。

でも、それでいいんだとおもう。

それがつかめた瞬間、解放され、癒されるから。

そういうもんなんだな、芸術って。
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